皮膚にアレルギーを起こしやすい理由とは

パピヨンをしつけるにあたって大切なことどんな犬も、ノミによってアレルギーを起こすことは少なくありません。ノミが原因で皮膚が炎症を起こすことをノミアレルギー性皮膚炎と言いますが、中でもパピヨンは発症することが多い犬種です。

なぜパピヨンが発症しやすいかというと、まずは被毛の特徴が挙げられます。犬にはアンダーコートと呼ばれる、表面の毛の下にさらに毛が生えている犬種と、アンダーコートのない犬種がいて、パピヨンにはアンダーコートがありません。
そのため、寒さから身を守るために被毛が伸びていくというわけです。

一方、アンダーコートがある犬種は冬にはもこもこになりますが、暖かくなると毛が抜けてすらりとしてきます。ただし、ブラッシングをして取り除かないと家の中が毛だらけになってしまうため、こまめにブラッシングが必要です。
このブラッシングをしている時に、体に付いていたノミがついでにとれてしまうことがよくあります。

ブラッシングの重要性

一方、毛が伸び続けるパピヨンのブラッシングを怠ると、ノミがいることに気付けません。そもそも伸びた毛にブラシを透さないと皮膚の健康状態も悪くなり、ノミがいなくてもアレルギーで肌が炎症を起こしてしまうことがしばしばです。

炎症が起こると痒みが出ることも多く、搔きむしってしまってさらに悪化することも多く、こうしたお手入れ不足もパピヨンに皮膚トラブルが多い理由です。

まずは予防することが大事

パピヨンを筆頭に全ての犬種に当てはまるのが、ノミが原因の皮膚炎は治療よりもまず予防が大事だということです。そのためには、毎月1度欠かさず駆除予防薬を投与しましょう。

動物病院で処方される駆除予防薬にはいろいろな種類がでており、成虫のノミを退治するものもあれば、産みつけた卵まで殺すタイプもあります。ノミは一度に大量の卵を産み付けますが、これが成虫になってとどまるとさらに卵の数が増えてしまい、どうにも手に負えません。それを考えると、成虫はもちろん卵まで駆除してしまうタイプがおすすめです。

駆除予防薬は肌に滴下する液体タイプと、おやつ感覚で食べられるジャーキータイプなどもあります。アレルギーを起こす前なら肌に滴下しても大丈夫ですが、念のため獣医さんに確認してもらいましょう。

獣医による定期検診

また、駆除薬はホームセンターやスーパーなどでも売っていますが、必ず動物病院で処方されたものを使うことが大事です。動物病院で処方される薬は値段は高いものの、確実に効き目を発揮しtます。
さらに、もし治療の必要性が生じた時にはすぐに愛犬を診てもらえますので、安心です。

まずは毎月の予防を徹底し、おかしいと思ったらすぐに病院に行くことが、愛犬を苦しませないために飼い主としてできることと言えます。

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